日本語能力試験
最上級 第6回
文字・語彙・文法
問題VI 次の(1)から(10)の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4 から一つ選びなさい。
(1)はこぶ……何度電話しても担当者が不在なので、さっぱりことがはこばない。
1.交渉が順調にはこぶように努力している。
2.この港には世界中から貨物がはこばれてくる。
3.許可をもらうためには役所に何度も足をはこぶ必要がある。
4.親鳥はせっせとえさをはこび子を育てる。
(2)ひどい……先輩からひどいことを言われて、泣いてしまいそうになった。
1.ひどいけがをした子供は、なんとか助かりそうだ。
2.ちょっとぶつけただけなのに、ひどくへこんでしまった。
3.こんな安い給料で夜遅くまで働かせるなんて、ひどい社長だよ。
4.試験の点数はひどいものだった。
(3)もつ……そんなに忙しくて、よく体がもつね。
1.この建物はあと5年はもつだろう。
2.この店の支払いはわたしがもつよ。
3.自信をもって発言した。
4.地図をもって山に登る。
(4)かげ……小さな魚は、岩のかげに隠れて眠るものが多い。
1.霧の中に人のかげらしいものが浮かんで見えた。
2.夕日に照らされた木のかげが地面に長くのびている。
3.顔の右半分は、光が当たらないため、かげになっている。
4.山のかげにはまだ雪が残っている。
(5)かためる……もう少し市場を調査してから販売方法をかためよう。
1.政府と与党との話し合いで予算案がかためられる予定だ。
2.工事を始める前に土台をしっかりかためなければならない。
3.ゼリーをかためるためには冷蔵庫に入れるのがいい。
4.雪を握ってかため、ぶつけ合って遊んだ。
(6)あく……パソコン、あいたら使わせてください。
1.このびんのふたは、わたしの力ではあかないみたいだ。
2.週末なので、ホテルの部屋はひとつもあいていない。
3.電車のドアがあくと、乗客たちがいっせいに降りてきた。
4.あきれてしまって、あいた口がふさがらない。
(7)いっしょ……黙って借りるのは、どうぽうといっしょだよ。
1.野菜と肉をいっしょに煮ると、いい味が出る。
2.きのうは、夜おそくまで彼女といっしょだった。
3.自由とわがままをいっしょにしてはいけないと思います。
4.ドライバーはペンチといっしょにしておいてね。
(8)ふれる……ほおにふれる風が快い。
1.首相は、今日の記者会見では、経済問題にふれなかった。
2.展示してある絵には、決してふれないこと。
3.わたしは、法にふれることはなにもしていない。
4.最後の章で外国での日本研究の動向にふれておきたい。
(9)あまい……子供にあまい親が増えているようだ。
1.あまい言葉には気をつけた方がいい。
2.最近、あまくない飲み物がよく売れている。
3.どこからともなくあまい香りが漂ってきた。
4.山中先生より中村先生の方が採点があまい。
(10)かける……この作品は時間をかけてていねいに仕上げた。
1.たき火をした後、バケツで水をかけて消した。
2.新しいカーテンをかけ、壁に絵を飾った。
3.君には苦労ばかりかけてすまない。
4.あの夫婦は一人息子の結婚式にずいぶん金をかけたらしい。
解答
問題VI 次の(1)から(10)の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4 から一つ選びなさい。
(1)はこぶ……何度電話しても担当者が不在なので、さっぱりことがはこばない。
1.交渉が順調にはこぶように努力している。
2.この港には世界中から貨物がはこばれてくる。
3.許可をもらうためには役所に何度も足をはこぶ必要がある。
4.親鳥はせっせとえさをはこび子を育てる。
(2)ひどい……先輩からひどいことを言われて、泣いてしまいそうになった。
1.ひどいけがをした子供は、なんとか助かりそうだ。
2.ちょっとぶつけただけなのに、ひどくへこんでしまった。
3.こんな安い給料で夜遅くまで働かせるなんて、ひどい社長だよ。
4.試験の点数はひどいものだった。
(3)もつ……そんなに忙しくて、よく体がもつね。
1.この建物はあと5年はもつだろう。
2.この店の支払いはわたしがもつよ。
3.自信をもって発言した。
4.地図をもって山に登る。
(4)かげ……小さな魚は、岩のかげに隠れて眠るものが多い。
1.霧の中に人のかげらしいものが浮かんで見えた。
2.夕日に照らされた木のかげが地面に長くのびている。
3.顔の右半分は、光が当たらないため、かげになっている。
4.山のかげにはまだ雪が残っている。
(5)かためる……もう少し市場を調査してから販売方法をかためよう。
1.政府と与党との話し合いで予算案がかためられる予定だ。
2.工事を始める前に土台をしっかりかためなければならない。
3.ゼリーをかためるためには冷蔵庫に入れるのがいい。
4.雪を握ってかため、ぶつけ合って遊んだ。
(6)あく……パソコン、あいたら使わせてください。
1.このびんのふたは、わたしの力ではあかないみたいだ。
2.週末なので、ホテルの部屋はひとつもあいていない。
3.電車のドアがあくと、乗客たちがいっせいに降りてきた。
4.あきれてしまって、あいた口がふさがらない。
(7)いっしょ……黙って借りるのは、どうぽうといっしょだよ。
1.野菜と肉をいっしょに煮ると、いい味が出る。
2.きのうは、夜おそくまで彼女といっしょだった。
3.自由とわがままをいっしょにしてはいけないと思います。
4.ドライバーはペンチといっしょにしておいてね。
(8)ふれる……ほおにふれる風が快い。
1.首相は、今日の記者会見では、経済問題にふれなかった。
2.展示してある絵には、決してふれないこと。
3.わたしは、法にふれることはなにもしていない。
4.最後の章で外国での日本研究の動向にふれておきたい。
(9)あまい……子供にあまい親が増えているようだ。
1.あまい言葉には気をつけた方がいい。
2.最近、あまくない飲み物がよく売れている。
3.どこからともなくあまい香りが漂ってきた。
4.山中先生より中村先生の方が採点があまい。
(10)かける……この作品は時間をかけてていねいに仕上げた。
1.たき火をした後、バケツで水をかけて消した。
2.新しいカーテンをかけ、壁に絵を飾った。
3.君には苦労ばかりかけてすまない。
4.あの夫婦は一人息子の結婚式にずいぶん金をかけたらしい。