日本語能力試験
最上級 第7回
文字・語彙・文法
問題VI 次の(1)から(10)の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4 から一つ選びなさい。
(1)とおす……その作家は、生涯独身をとおした。
1.障子をとおして、やわらかい光が入ってくる。
2.夫人が私たちを奥の部屋にとおしてくれた。
3.がんばって書いたのに、先生は卒業論文をとおしてくれなかった。
4.わが社としては、従来の方針をとおすつもりだ。
(2)あし……電車のストで、通勤のあしが奪われた。
1.雪道であしを取られ、ころんでけがをした。
2.あしに合わない靴をはくと、体によくない。
3.いい温泉だが、あしが不便なので客は少ない。
4.僕が失敗をして、チームのあしを引っ張ってしまった。
(3)しめる……寝る前にガスの栓をしめることにしている。
1.今月いっぱいで店をしめることになった。
2.このドアはゆっくりとしめてください。
3.赤字続きだから、少し家計をしめないといけない。
4.着物は着たいけれど、一人では帯がしめられない。
(4)もと……あんな人に頼んだのが、失敗のもとだった。
1.もとをかけなければ、利益も得られない。
2.何がもとでけんかになったのか、どうしても思い出せない。
3.使い終わったら、もとの場所に返してください。
4.調査データをもとに、議論を進めた。
(5)するどい……あの子は、年のわりになかなかするどい。
1.筆者のするどい目が、一流の評論につながっている。
2.相手コートにするどいボールを打ち込んだ。
3.この件で、両者がするどく対立している。
4.被害者は、するどいナイフのようなもので刺されたようだ。
(6)ひとつ……息子はもう小学生なのに、あいさつひとつ上手にできない。
1.天気もいいし、ひとつハイキングにでも行かないか。
2.おっしゃることが今ひとつわからないのですが。
3.田中さんは家事が嫌いで、掃除ひとつしない。
4.いくら合唱の練習をしても、みんなの気持ちがひとつにならない。
(7)かたい……ベテランの俳優たちに囲まれて、彼の動きのかたいのが目立った。
1.試験の時は、とかくかたくなりがちだ。
2.この肉は焼きすぎたので、かたくなってしまった。
3.父は頭がかたくて、新しいものには必ず反発する。
4.彼の能力からすると、成功はかたい。
(8)みる……子が親の面倒をみるのは、当然だと思う。
1.何度か話し合いを行ったが、残念ながら意見の一致をみなかった。
2.近所の大学生が子供の勉強をみてくれるので、助かる。
3.出かける前に、車の調子をみてみよう。
4.みると聞くとは大違いとは、このことだ。
(9)やける……本棚の本の背が、日にやけて白っぽくなった。
1.空が真っ赤にやけている。
2.あの二人を見ていると、思わずやけてくる。
3.海でやけた肩と背中が少し痛い。
4.パンがおいしそうな色にやけた。
(10)おちる……あそこのレストランは、最近味がおちた。
1.兄は就職試験におちて、元気がない。
2.洋服についた口紅は、なかなかおちない。
3.田中君の名前が名簿からおちている。
4.疲れてきたのか、中山選手のスピードがおちてきた。
解答
問題VI 次の(1)から(10)の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4 から一つ選びなさい。
(1)とおす……その作家は、生涯独身をとおした。
1.障子をとおして、やわらかい光が入ってくる。
2.夫人が私たちを奥の部屋にとおしてくれた。
3.がんばって書いたのに、先生は卒業論文をとおしてくれなかった。
4.わが社としては、従来の方針をとおすつもりだ。
(2)あし……電車のストで、通勤のあしが奪われた。
1.雪道であしを取られ、ころんでけがをした。
2.あしに合わない靴をはくと、体によくない。
3.いい温泉だが、あしが不便なので客は少ない。
4.僕が失敗をして、チームのあしを引っ張ってしまった。
(3)しめる……寝る前にガスの栓をしめることにしている。
1.今月いっぱいで店をしめることになった。
2.このドアはゆっくりとしめてください。
3.赤字続きだから、少し家計をしめないといけない。
4.着物は着たいけれど、一人では帯がしめられない。
(4)もと……あんな人に頼んだのが、失敗のもとだった。
1.もとをかけなければ、利益も得られない。
2.何がもとでけんかになったのか、どうしても思い出せない。
3.使い終わったら、もとの場所に返してください。
4.調査データをもとに、議論を進めた。
(5)するどい……あの子は、年のわりになかなかするどい。
1.筆者のするどい目が、一流の評論につながっている。
2.相手コートにするどいボールを打ち込んだ。
3.この件で、両者がするどく対立している。
4.被害者は、するどいナイフのようなもので刺されたようだ。
(6)ひとつ……息子はもう小学生なのに、あいさつひとつ上手にできない。
1.天気もいいし、ひとつハイキングにでも行かないか。
2.おっしゃることが今ひとつわからないのですが。
3.田中さんは家事が嫌いで、掃除ひとつしない。
4.いくら合唱の練習をしても、みんなの気持ちがひとつにならない。
(7)かたい……ベテランの俳優たちに囲まれて、彼の動きのかたいのが目立った。
1.試験の時は、とかくかたくなりがちだ。
2.この肉は焼きすぎたので、かたくなってしまった。
3.父は頭がかたくて、新しいものには必ず反発する。
4.彼の能力からすると、成功はかたい。
(8)みる……子が親の面倒をみるのは、当然だと思う。
1.何度か話し合いを行ったが、残念ながら意見の一致をみなかった。
2.近所の大学生が子供の勉強をみてくれるので、助かる。
3.出かける前に、車の調子をみてみよう。
4.みると聞くとは大違いとは、このことだ。
(9)やける……本棚の本の背が、日にやけて白っぽくなった。
1.空が真っ赤にやけている。
2.あの二人を見ていると、思わずやけてくる。
3.海でやけた肩と背中が少し痛い。
4.パンがおいしそうな色にやけた。
(10)おちる……あそこのレストランは、最近味がおちた。
1.兄は就職試験におちて、元気がない。
2.洋服についた口紅は、なかなかおちない。
3.田中君の名前が名簿からおちている。
4.疲れてきたのか、中山選手のスピードがおちてきた。